『アート』 の記事

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2005年8月26日

グループ展 “Summer goes by” を開きます

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N’s factory の橋場氏を中心に重冨氏、兵藤で運営しているProspect Art Project企画のグループ展を下北沢add Cafeにて開きます。

“Summer goes by”をテーマに、現在活躍中のアーティスト、若手アーティストによるグループ展を開催します。それぞれのアーティスト達が感じた「過ぎ行く夏」の情景をadd Cafeでくつろぎながら、ご鑑賞いただけたらと思います。4月に開催した”Beginning”に続くProspect Art Projectの今年2回目の企画展です。多くの方にご覧いただければと思いますので、是非お越しくださいませ。オープニング・パーティーも特に予約の必要はございませんので、こちらもご参加ください。またDMをご希望の方はhyodoまでメールにてご連絡ください。

会期 9/18(日)~24(土) 平日 12:00~22:00  金土 12:00~23:00
会期中、貸切等により営業時間が変わることがございます。
詳しくはadd Cafeへお問合せください。

オープニング・パーティー 9/18(日) 19:30~21:30
※オープニング・パーティーはフード&ドリンク付(3000円)の会費制です。
DJ: Saara, Somar & DJ Bun5 URL: http://www.nuro.jp/

参加アーティスト(50音順)
池谷直之・今井有美・小沢信一・かくたみほ・中村嘉宏・橋場尚樹・渡部幹也・渡辺彩佳

会場 add Cafe
世田谷区北沢3-20-18 宝ビル2F
TEL 03-3467-7344

主催 Prospect Art Project

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2005年8月15日

恵比寿でアーティスト交流会を企画しました

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お久しぶりです。また更新の間隔があいてしまいました。しかし暑い日が続きますね。みなさん夏休みを楽しんでいらっしゃるでしょうか?私はと言いますと・・・・・・〆切に追われております。本日もプレゼンでした。友人たちからはドイツだのモンゴルだの上海だの遊覧メールが多数舞い込んでおり、「いいなぁ」と羨みながらデスクに向かう日々を過ごしております。昨夏、私は35日間の休暇を旅行して過ごしていたので、その仕返しを1年後の今受けているのかもしれません(笑)

さて、8月20日(土) 18:00~22:00、恵比寿にて”Prospect The Party“を開催します。イベント会場は Clip Inter Media。こんな感じの場所で、オフィスというよりはカフェのようです。デッキテラスもありので、夕涼みしながらビール片手におしゃべりを楽しむのはいかがでしょうか?アーティストの交流会を目的としていますが、興味ある方はどなたでも参加出来ますので是非お越しくださいませ。ご不明な点がございましたら、こちらのメールまでご連絡ください。

どういった経緯でこのようなイベントを企画しているのか簡単にご説明しますと、昨年、白金台の美容室 Prospect のギャラリーで、個展とグループ展を行いました。それがきっかけとなり今年4月にグループ展”Beginning“を企画しました。現在、若手アーティストの発表の場を提供する活動として 「N’s factory」 のhashiba氏、Sさん、「無聊写記」hyodoの3人を中心に多数の方の協力によって運営しています。今回のイベントは交流会ですが、展覧会は9月に下北沢のカフェにてグループ展を開きます。こちらも詳細がまとまりましたらご報告いたします。

———————-≪イベント概要≫———————-
イベント名:「Prospect The Party ~Art follows Emotion.~」
主催:Prospect Art Project×Clip Inter Media
時間:8/20(sat)18:00-22:00(ライブスタート19:00~)
場所:恵比寿の会社(Clip Inter Media)を貸しきります。
   渋谷区恵比寿南2-23-17/恵比寿駅西口側から歩いて7~10分
   地図はコチラ
内容:①様々なアーティストの交流会
   (アーティスト+アート関係者+アートに興味のある方)
   ②プロミュージシャンのライブ×DJ
   ③Cafeフードケータリングサービス
   (Cafeのフードシェフによるスペインフィンガーフード)
   ④ドリンクBAR(アルコール含む)
会費:3,000円(現在予定中)
   食事+ライブフィー+ファーストドリンク代含み
参加案内:
当日は各自自分の作品がわかるようなポートフォリオ/作品をお持ちいただき作品を通して色々な方とコミュニケーションが取れればと思います。他のジャンルのアーティストやアート関係者との接点を作れればと思います。

事務局: ProspectArtProject事務局
———————————————————–
アトラクション>>
ライブ+DJ/プロのアーティストによるライブと今話題の北欧クラブJazzレーベルNUROのプロデューサーアライ氏によるDJプレイ

今日の写真 ~Underconstction その5~
ペテルブルグです。ロシアは今でも赤い枠組み足場がスタンダードのようです。足場の世界はまだグローバル化が進んでいないかも。標準化を進め世界市場に通用する足場を開発すると大もうけできるかもしれませんよ!工事中の足場の写真は今回でおしまい。次回シリーズもお楽しみに!

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2005年6月26日

金沢へ行ってきた!

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–> 関連記事はコチラ

先日梅雨入りした日のお茶の稽古でのこと・・・

先生  :「hyodoさん、お天気はいかがでしたか?」
hyodo :「?、雨が降って参りました」
先生  :「あら、雨だったの?」
hyodo :「??。空が真っ暗です」
先生  :「それは残念だったわねぇ、どちらにいらしたの?」
hyodo :「???。施主と現地を見に行きました」
先生  :「あら、お仕事でしたの?金沢は晴れてたって訊きましたけど、お天気悪かったのね」
hyodo :「!!!、あ、先生、金沢のことおっしゃっていたんですね。晴れてました!」
先生  :「あなた、どこの天気の話なさってたの!(笑)」
hyodo :「・・・・・・ドウモ場ヲヨムコトガ苦手デ・・・・・・(照)」

こんなやりとりの数日前に、仕事の合間を見つけて金沢へ行って参りました。街歩き好きの私は、ほとんど交通機関を使うこともなく徒歩で玉泉園、兼六園、21世紀美術館、里見町、鱗町、香林坊、長町武家屋敷、高岡町、金沢城、兼六元町、橋場町、東山ひがし茶屋街、主計町、近江町市場を2日間で廻ってきました。金沢はコンパクトな都市なので中心部は徒歩でほとんど見て廻ることができます。今回の記事では、金沢を訪れるきっかけとなった21世紀美術館の展示作品をいくつかご紹介します。

21世紀美術館は今人気の美術館でもあり、訪れたのが日曜日で、しかも地下では県展を開いているし、屋外スペースでは仮設ステージでヒップホップ系ダンス大会を催しているしで、大変混雑していました。しかし人が大勢いる割には、落ち着けるような椅子やソファーが置いてある場所があちこちにあるので、人の密度が分散し展示が見やすいように思いました。展示室を結ぶ廊下は光庭の位置が絶妙で通路を歩かされている感じではなく、街中を歩いているような気分でした。この美術館は円形プランや造形的な美しさだけではなくメンタルな部分での設計も非常に優れており、考え方も新しい美術館であると思います。

しかし、あれほど期待していたジェームズ・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」はがっかり。エルサレムのイスラエル博物館で観た”Space That Sees”よりは規模は大きく、施工精度も高いと思うのですが、日本は雨が多いためか、天井の穴の縁が既に汚れはじめていて、その汚れが自分と天井との間の距離を感じさせてしまい、空と天井が同一面に見えないのでした。もはや「はしごに登れば、手が届きそうな青空!」ではなかったのです。それだけでなく”Space That Sees”と比較すると「ブルー・プラネット・スカイ」には重要なコンセプトの欠落があることに気が付きました。 “Space That Sees”は庭の斜面に設置されており、外部から作品をうかがい知ることは全く出来ません。入口は斜面の掘られた天井の低いトンネルをくぐってアクセスします。シークエンスは次のように変化し、誰もが同じ条件で作品に接します。

解放された外部(非常に明るい)
     ↓
トンネル(急に暗くなる。狭い通路)
     ↓
天井だけ解放された作品の内部空間(再び明るくなる。解放空間)

しかし金沢の「ブルー・プラネット・スカイ」の場合のシークエンスは、鑑賞者の行動によって変化します。外部と作品内部をつなげるトンネルもありません。

解放された外部(美術館の外)
     ↓
ラウンジ・通路・展示室など
(明暗が場所によって異なる。人によってシークエンスが異なる)
     ↓
天井だけ解放された作品の内部空間
(鑑賞者には前もって展示室であることが了解されている)

こうして分析してみるとなぜ私が感動出来なかったかがわかってきます。その点、アニッシュ・カプーアの「世界の起源」は目の錯覚を生じさせることに成功しています。

ちょっと「ブルー・プラネット・スカイ」を批判してしまいましたが、地中美術館の「オープン・スカイ」はどうなのでしょう?こちらの方も近いうちに見に行ってみたいと思います。

さて、その他の作品で興味を惹いたのはフィオナ・タンの「リンネの花時計」というビデオ作品。旅行で訪れた夜の渚でウミガメの産卵に遭遇した作者は大きな感銘を得ます。このときの感情が起点となっているのですが、印象的な言葉と具象的だが心象のみを表す映像を輪転させ、上映の途中から見ても内容がわかるように構成されています。観ていくうちに映像と言葉、そして必ずしもかみ合わない音が鑑賞者自身に自己の生を辿らせ、瞑想的至福感に包まれます。もう一度観たいです、これは!

今日の写真 ~ソフト・ハウス その6~
今回はサンクト・ペテルブルグ近郊ペテルホフにある大宮殿・庭園にある「傘の噴水」。傘の縁からは水滴の壁。この日はペテルブルグでも猛暑で子どもたちは水浴びを楽しんでおりました。

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2005年5月15日

ゴッホ展 東京国立近代美術館

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金曜日にゴッホ展に行ってきました。木曜と金曜の夜が空いていると事前に得ていた情報はあてにならず、ものすごい人でした。チケット買う為に行列に並び、入場するためにやはり行列に並び、会場に入っても順路に並ぶ、といった状態で、ゴッホの人気の高さに正直驚きました。

私のオススメは次の3点。ゴッホ美術館は呼び物になるような絵をあまり出さないのか、いずれもクレラー=ミュラー美術館所蔵の作品です。

「夜のカフェテラス」
カフェの強い蜜柑色のあかりが、路面にも散りばめられていて、夜空の星にも呼応しているような美しい作品。このカフェかなり魅力的なので、世のカフェ経営者のみなさん、参考にしてみてはいかが?

「種まく人」
昔、家の壁に飾ってあった作品。画びょうで留めてありました。本物に出会えて良かったです。何で地面が水色なんだろう?と子どもの頃思っていました。アルル時代のパワー全開の作品。

「糸杉と星の見える道」
こちらも家の壁に画びょうで留めてありました。月と星の周りには磁力線か何かが視覚化されています。糸杉も麦畑も路面もオーラが漂っているて自殺直前の研ぎ澄まされた感性を感じます。

会場では音声ガイドの貸出をしていたが、機材が大きいし片手が塞がるのし、料金も取られるので、タダにする案を提案!館内の音声ガイドを iPod でサービスするというのはどうだろうか? iPod ユーザーにはその場で音声データをダウンロード。非ユーザーには音声ガイドに企業広告を挿入して貸出。ゴッホ展などの美術展に限らず、博物館、古典演劇の開設など世界のミュージアムでのスタンダードを目指す。観光ガイドに利用して町興しなんていいかも。既に実行されているかもしれませんが・・・。

※今日から写真は「ソフトハウス」シリーズです。

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2005年5月10日

谷口吉生のミュージアム

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建築家 谷口吉生のミュージアム建築のみに焦点を絞った展覧会へ行って参りました。会場は新宿の東京オペラシティアートギャラリーです。美術展に行って「あぁ、いい展覧会だったな」と良い印象を受けたとき、カタログを買って家で少し読んだりして、物足りなければ再び足を運ぶものですが、この展覧会の場合は再び会場に足を運ぶことは無いでしょう。建物の魅力を伝えるハイビジョン映像やスケールの大きい精巧な模型を見ていると一層物足りなさを感じてしまい、実際に現地に行ってみたいという気持ちが強くなってしまうからです。近いうちに全国に散らばる谷口ミュージアムの巡礼・行脚するつもりです。たぶんニューヨークの MoMA にも行くでしょう。

私の谷口作品への熱情は読者の方には興味無いでしょうから、実際に訪れたことのある谷口ミュージアムの感想を簡単に述べてみたいと思います。

葛西臨海水族館
ここは有名な水族館ですから訪れたことがある方も多いと思う。訪れた当時は谷口の名前さえ知らなかったが、アプローチとガラスドームの入口、カツオが美しく回遊する部屋の印象が強烈に残っている。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
丸亀駅前広場に建物は面しているのだが、猪熊の壁画とそれを覆う深い軒があるだけで、ファサードは無い。軒下はもうひとつの異なる性質を持った広場となっている。似たような形式の建物にフランス・ニームにあるカレ・ダール(設計:ノーマン・フォスター)がある。幾何形態の外観を持つ建築には、ハイテク色を感じる建築が多いが、谷口の建築にはそれはほとんど感じられない。軽く見せるために薄くしたり、純粋に見せるためのディテールの苦心を微塵も感じさせない。スイス系の建築家のようにマッスな印象でもない。真に軽やかな表情を持つ建築なのである。

東京国立博物館法隆寺宝物館
NHK教育テレビの「日曜美術館」に取り上げられたとき、仏像などの展示物の展示方法に本当に驚き、感銘を受けた。照明器具や展示ケースや背景となる壁などが鑑賞者の妨げにならないように、そして鑑賞にのみ集中できるように、考えられうることは全て細部至るまで配慮されている。谷口の目は建築だけでは無くこの建物にあるもの全てに行き届いている。あえて建築については語るまい。何度でも訪れたい建築。

参照記事:
Masslogue  「谷口吉生のミュージアム」展 レポート
はろるど・わーど 「谷口吉生のミュージアム」 東京オペラシティアートギャラリー 5/3

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2005年4月12日

アトリエ圭にとっての “Beginning”

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先週の日曜日にグループ展 “Beginning” が無事終了いたしました。

本当に多くの方々にご来場いただきましてありがとうございました。先週末は「シフォンケーキをご馳走します」と宣言してしまったために、残りのほとんど無いシフォンを見ながら、閉会間際にどなたかいらっしゃったらどうしようかとヒヤヒヤしておりました。

一般の住宅を開放してギャラリーを開くというのは新しい試みでしたが、会場となったアトリエ圭は元々アーティスト・イン・レジデンス、ギャラリー、SOHOなど、様々な活動に使えるようにアトリエ付き集合住宅として計画された建物なので、オーナーの方も望んでいたような企画が実現できました。

この企画以前は、アトリエ圭の入居者同士の交流はほとんどなかったようなのですが、展覧会が始まってみると皆さん非常に積極的に “Beginning” にリンクして下さり、制作された作品も非常にレベルも高く、この企画が非常に意義のあるものになりました。

入居者の方々は、互いの部屋を往き来したり、飲み会を開いたりするような動きが始まっているようで、今後もこの交流が続いてくれたらいいなぁと思っています。更に、入居者同士の情報発信、作品発表の場となるコミュニティになり、アトリエ圭での生活がより楽しいものになってほしいものです。お互いの表現方法や手段は異なっても、この出会いによって何かしら創作欲が湧き上がり、それが作品として具現化され、世に出ていくなら、アトリエ圭の設計に携わった者として本当に嬉しく思います。

私たち Prospect Art Project の企画した “Beginning” は終わってしまいましたが、アトリエ圭の入居者にとっての “Beginning” は今から始まるって感じでしょうか?ウェブも立ち上がるようなので、今後アトリエ圭発信の企画に注目です!

関連記事:
N’s factory   http://nsart.exblog.jp/2489324
IMAIYUMI.COM  http://www.imaiyumi.com/archives/000148.php
snap dragon  http://yaplog.jp/ayano1009/daily/200504/03

※アトリエ圭は、アーティスト・イン・レジデンス、ギャラリー、SOHOなど、様々な活動に使えるアトリエのある集合住宅です。設計はスタジオ宙。私が独立前にスタッフとして働いていた設計事務所で、アトリエ圭を担当しておりました。入居のお問合せ先は(株)日商管理サービス 03-3379-7755(現在1室空いております)

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2005年4月6日

グループ展 “Beginning” は今週末まで

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私も写真作品で参加しております “Beginning” ですが、今週 9日(土)、10日(日)まで開催してます。今週末は両日とも私はおりますので、お時間がございましたら是非お越しくださいませ。このブログの記事を読んで来ていただいた方全員に文旦シフォンケーキをご馳走します!

会場となっているアトリエ圭は、アーティスト・イン・レジデンス、ギャラリー、SOHOなど、様々な活動に使えるアトリエのある集合住宅です。当初はスケジュールの調整がつかなかった居住アーティストの方々もご参加いただき、空室も含め、アパートのアトリエ部分も 3室解放、1室がウィンドウ・ディスプレイをしています。中庭を中心に3層に散らばるギャラリー巡りを楽しんでいただければと思っています。ちょっと私の手持ちの写真が少ないのですが、下記のブログの関連記事に会場の様子が詳しく紹介されています。こちらも是非ご覧ください。

又、3月26日(土)に開かれましたオープニング・パーティーは、約50名の方々にご出席いただきました。おかげさまで楽しいパーティーになりました。当日DJ&ライブで盛り上げてくれた北欧系JAZZレーベル nuro の Saara, Somar & DJ Bun5さん、美味しいカレーを提供してくれたKuminSoulさん、サポートありがとうございました。

関連記事:
IMAIYUMI.COM  http://www.imaiyumi.com/archives/000145.php
N’s factory    http://nsart.exblog.jp/2426198
K+Yアトリエ    http://kyatelier.exblog.jp/m2005-03-01#1313115
aicolors diary  http://yaplog.jp/ai-colors/archive/125

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