2005年2月の記事

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2005年2月24日

サラックス VS ヘチマ

ウズベクのバザールで売られていたヘチマ
私は風呂で体を洗う垢擦りタオルにサラックスを子どもの頃より愛用している。昨夜、背中を洗うためにサラックスの両端を引っ張ったら一部が切れてしまったので、新しいのを下ろすことにした。

私は旅行に行くときもサラックスを持っていく。ホテルにある普通の綿タオルに石鹸を付けて洗う感触が嫌なのである。洗った気がしない。サラックスは程よい刺激で石鹸の使用量も少しで済み、旅行中はまことに都合が良いし、何より自宅と同じ感触で体が洗える。朝にシャワーを浴びても、朝食を取ってチェックアウトする頃には乾いている。

東急ハンズのバス用品売り場へ行くと、たくさんの種類の垢擦りやブラシが売られている。美容や健康をうたったコピーがついていて結構なお値段である。馬毛の背中ブラシなどはとても良さそうだ。でもちゃんと乾かさないと、木の柄にカビが生えそうだし、旅行先には持っていけない。私は400円のサラックスで十分だ。

以前、アンマンのダウンタウンにある雑貨屋の軒先にサラックスが吊るされて売られているのを見てびっくりした。値段は500円位。日本語の説明のまま売られていた。ハマムで使う人が多いのだろうか?中東の国にまで輸出されているのだから、欧米でも売られているのかもしれない。ちなみにサラックスは MADE IN JAPAN である。

さて新しいサラックスを下ろそうと思って、私はバス用品が入っている籐籠のワゴンのふたを開けた。「サラックス・ふつう」と「サラックス・スーパーソフト」が入っていた。前者は私用で後者は母用である。それとは別に昨年ウズベキスタンで買った大きな天然ヘチマが2本 目に入った。タシュケントのバザールで丸々2本1US$だったので、思わず買ってしまったのである。すっかり忘れていた。天然ヘチマは長持ちはしないがとてもいい。一時期くれるひとがいたのでやはり愛用していた。結局、サラックスを下ろすのをやめて、ヘチマにすることにした。

サラックスのパッケージのコピーには「魔法のヘチマクロス」とある。本物には負けるかも知れないけど、とてもいいんですよ!

※雑草の写真は本日休みます。

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2005年2月21日

10000アクセス!!

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現在9976アクセス・・・・・・
本日、なんと10000アクセス達成しそうです!
ページ上にカウンターを設置していないので、どなたが10000を踏むのかはわからないのですが、丑三つ時から朝に遊びに来てくれた方、あなたが10000です!としましょう。

自分の事務所のウェブは未だに1000アクセスさえも遥か彼方なんですが・・・(笑)

さてカウント方法ですが、昨年12月1日にココログの契約をプラスに変更してアクセス解析を使えるようになり、これの累計アクセス数が1万ということです。これって、トータルアクセスですよね?—>無聊仲間やココログの皆様、ご存知でしたら教えていただけませんか?
ちなみに12月17日に導入した FC2 というアクセス解析でのユニークアクセスは約4600、トータルアクセス約8000です。

さて、検索ワードランキングも発表します。

1位 「シフォン」を含む検索     88件–> シフォンケーキ・カテゴリーへ

2位 武田百合子           84件–> 「私の好きな武田百合子」へ

3位 ヴォルフガング・ティルマンス 76件–> 「ティルマンスのコンコルド」へ

4位 「冬ソナ」を含む検索      38件–> 「私もはまった冬のソナタ」へ

5位 師岡カリーマ・エルサムニー  34件–> 「恋するアラブ人」へ

6位 柳沢桂子             29件–> 「今年読んでたコラム」へ

7位 青春アドベンチャー       21件–> 「今年聴いた『青春アドベンチャー』」へ

8位 赤堀博美             18件–> 「シフォンケーキ宇宙編」へ

9位以下は調査放棄

●シフォンが堂々の1位!

自他共にシフォンケーキ・コラム・ブログ?と認められたということでしょうか。赤堀さんで検索していらっしゃる方も多くて嬉しいです。今後もシフォンケーキは無聊写記の看板コラムとして登場し続けるでありましょう。

●検索件数急上昇中!大人気エルサムニー!!

百合子さん、ティルマンスはシフォンに次いで安定して多い検索ワードですが、注目の上昇株はなんといっても5位のエルサムニーさんです。最近は「エルサムニー 画像」などのフレーズ検索でビジュアルを求め逍遥している同志が多いです。フィガロ・ジャポン辺りで「カリーマ・エルサムニーさんのとっておきエジプト案内」なんて特集組んだら絶対買うなぁ。「クレモンティーヌのパリ案内」と「緒川たまきのまたたび紀行」をクロスオーバーした感じで・・・・・アレキサンドリアのカフェでパシャ。ピラミッドを背景にパシャ。スィーワ・オアシスでラクダに乗っているところをパシャ。ハルガダのプライベートビーチでは水着ショット!これは袋綴で・・・妄想が膨らみますなぁ。

●9位以下の注目キーワード

「これはレモンの香りですか」での検索が8件もありました。国語の教科書に載っていたコラムだからか覚えていらっしゃる方が多いようです。「梶井基次郎」も7件。
–> 「シフォンケーキ恋心編」へ
「HAVE WE MET? -見知らぬ君へ」に出品していたアーティスト名での検索が最近多くなっています。
–> 「『HAVE WE MET? -見知らぬ君へ』を観て」へ

検索ワードの講評はこんな感じです。日曜深夜にひとりで盛り上がってしまいました。
読者の皆さん無聊写記をご支持いただきありがとうございます。
今後も、遊びに来てくださいね!!

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2005年2月20日

第6回全国エゴマサミット in 岩手

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先週久しぶりに漫画家の五十嵐大介さんより電話を頂いた。
五十嵐さんは高校時代の美術部の先輩である。昨年は朝日新聞の書評にも取り上げられ、本日20日までジュンク堂書店池袋本店で複製原画展を開かれるなどご活躍である。

長らく岩手の山奥で作家活動をされていたのだが、昨年暮れ東京に戻って来たとのこと。お互いの近況報告のあと、第6回エゴマサミットのお誘いを受けた。

エゴマとは、シソ科の1年草で、油を取るための作物で、見かけがゴマに似ている。エゴマ油は、アルファ・リノレン酸が主成分で魚の油に非常に近く、アレルギーを抑え、免疫力のアップ、糖尿病、がん、うつ病の抑制、血液サラサラ効果があるそうだ。リノール酸系の植物油はヘルシーでコレステロールを下げる一方で成人病、アレルギーの原因となるという研究結果が通説となっており、健康に良い新しい植物性油として、エゴマ油が注目を集めている。

その昔アウトドアで私にエゴマ料理を作ってくれた友人がいた。寒かったので、ランクルの荷台で携帯コンロを焚いて、フライパンの上に朴の葉を敷き、その上で八丁味噌とエゴマを炒めて・・・・・・とにかく楽しかったが、どんな風にして食べたかは思い出せない。ご飯に乗せたか、野菜と一緒にを炒めたかしたのであろう。そんなわけで、私はエゴマを知ってはいたが、油が取れるとは知らなかった。

さて、エゴマ・サミットは3月12日、13日の2日間、岩手県胆沢郡衣川村で開かれ、講演会、夕食交流会、シンポジウム、昼食会が催されます。

衣川村は「星空日本一」に選ばれた自然環境に恵まれた場所で、義経ゆかりの中尊寺慣行にも便利です。昼食会は大森部落の分校で行われます。この分校は、小説「子育てごっこ」のモデルとなったところで、直木賞作家 三好京三氏が実際に教壇に立っていた事で有名です。交流会では「大森神楽」も見れます。

ご興味のある方は、こちらのHPをご覧くださいませ。どなたでも参加できるようです。

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2005年2月15日

雑草の写真

雑草
昔、まだ自分が建築設計でやっていくかどうか迷っている頃、建築会館で開かれていたセミナーの設計課題で、「自然を発見する家」というテーマが出題されたことがある。文字通り、「自然を発見する家」を設計せよという課題である。コンセプトをまとめていく過程で、受講者はまず「自然」を感じるものや現象をサンプリングし、各々プレゼンテーションを行った。

美しい幾何学の自然がある

  • 雪や鉱物の結晶。
  • 蜂の巣のハニカム。
  • 花。

人工物との対比で感じる自然がある

  • 川原で拾った角のとれた色ガラス片。
  • 木の根に食われかけたアンコール遺跡。
  • 菓子にたかる蟻。
  • 石鹸で洗っても落ちない魚のぬめり。
  • 廻る風車や水車。

タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」もこれにあたる。

記憶の中の自然もある
例えば、香港の高層ビル街に住むベトナム人が自然を感じる唯一のときは、カフェオレを飲むときかもしれない。きっと郷里のメコンの水(カフェオレ色)を想い出させるからだ。

妄想の自然もある。
これはメディアによって日々仮想体験している。
例えば、南極、サハラ砂漠、アルプス山脈のようにテレビや雑誌でしか見れないような極端な地域の自然である。これこそ自然だと思っている人は多いのではないだろうか。しかし、これは非常に限定された自然なのである。

考えれば考えるほど「自然」とはとらえどころがなく、その姿がぼやけてしまう。また感じ方は人によって違うのである。

そこで私は、身の回りにあって人がコントロールできない現象を「自然」と限定して探してみた。地球の自転公転、日光、天気をのぞくと、郊外の住宅地には以外と「自然」は少ない。鳥、虫、雑草くらいであった。

その中から雑草を取り上げて、調べてみることにした。

雑草は、農業をされている方からみれば、全く迷惑なものである。雑草のためにものすごい金と労力を費やしている。そして私たちは田畑で収穫される農作物の恩恵を受けている。人間からみると不必要であり、存在しないほうが望ましい。

その一方で、雑草は、その土地の本来の植生へ戻すための斥候のような役割を持つ。ナウシカに出てくる腐海のような役割があるのである。もし何も生えていない土地があれば、最初は背の低い雑草が生えてくる。それからススキなどの背の高いものへと遷移し、雑草は低木に取って代わり、更に高木へと次第に大型の植物に変化していく。そして日本の場合、最終的に森になってしまうのだそうだ。ならば雑草を抜くということは、大げさに言うと、未来の森を破壊していることかもしれない。

それを知ってから、道路のひび割れや、縁石やブロックの隙間など、環境の悪い場所に生えている雑草を見ると、生命力の強さやしたたかさだけでなく、明らかに将来森林になる可能性もないのにチャンスをうかがうその姿勢に宗教的な感動を覚えてしまうのである。

そんな想いで、雑草の写真を撮っている。

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2005年2月12日

お腹と背中がくっつくぞ♪

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タピタピタピタピタピーラー♪タピタピタピタピタピーラー♪

この前、私は憂鬱だった。仕事が思っていたより大変だったのである。

ゥーワーォワーォワーォワーォーウェー♪ゥーワーォワーォワーォワーォーウェー♪

おととい、私はフツーだった。理由はない。ただなんとなくである。

プププププププププププププ・・・・・♪(1度ずつ音階を上げていく)

昨日、私は少し不機嫌だった。理由は・・・腹が減っていたのである。

どぉうしておなっかっがへっるのっかな♪

高校生になるまで、「お腹と背中がくっつくぞ♪」の状況を正確に掴めていなかった。『どのような状況下で、腹部の皮膚と背中の皮膚の表面同士が接触もしくは密着するのだろうか?』と思っていたのである。もしそのようなことがあるとしたら、腹と背中の皮膚をずいぶんと引っ張らなければならない。かなりスプラッターな、ハンニバル・レクター博士が大好きな事態になるであろう。この私の誤解をわかっていただけるであろうか?誤解は真実より複雑で難しく想像を絶するものになりがちなのである。

さて、なぜ「ハンニバル」が出てきたかというと、フィレンツェ旅行を計画している母が、「レクター博士がクラリスに贈ったのは、サンタ・マリア・ノヴェッラの薬局の乾燥肌用アーモンド石鹸なんですって!」と、どこかで仕入れた情報を誰にともなくしゃべっていたからである。これにより、私の思考は今日の夕方入手したインドのアーモンド香へ飛び、更に飛躍を続けていった・・・・・・が、話を元に戻そう。

「お腹と背中がくっつくぞ♪」の謎はある日、突然炎のごとく、解けた。友達が「腹減った・・・」と言いながら右の掌で腹を、左の掌で背中を押える、というジェスチャーを目撃したからである。私は、瞬時にそして初めて本当の意味を悟った。そして自分の理解・認識能力のあまりに低さに愕然とした。が、おかしくもあった。

トゥールットゥー♪トゥールットゥル♪トゥールットゥー♪トゥールットゥル♪
今夜、私はゴキゲンである。だから誰にも話さなかったこのことを告白しているのである。
(BGM/ Stereolab: “Sound-Dust”)

※今日から雑草写真スタートです!

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2005年2月8日

シフォンケーキ・冥捜編

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シフォンケーキ・カテゴリーはこちら

4日前、ショコラシフォンを初めて焼いた。少し難易度が高いシフォンのようなのだが、先日良いココアパウダーを手に入れたので、挑戦してみることにした。きっかけは昨秋、銀座1丁目の裏通りにある感じのよい小さなフレンチ・レストランで食事をしたとき、デザートに選んだショコラシフォンが気に入ったことだ。シフォンは3番目に出されたデザートだった。しっとりとして口の中で溶けるように仕上がっており、もう満腹だったのにもかかわらず、ペロンと食べてしまった。(ちなみにこのコースではデザートが4品も出てきた)

『あんなショコラシフォンをいつか焼いてみたいな』と私は野心を抱いたのだった。

マイ・リスペクト赤堀レシピ(しっとりシフォンケーキ、赤堀博美 著、別冊家庭画報、無聊ブックスを参照してください)によると、薄力粉とココアの使用する量はは同じであり、かなりココアの分量が多い。更にチョコレートオイルも入れるとある。しかしチョコレートオイルは材料が手元になかったので、ココアだけで作ってみることにした。

メレンゲと混ぜる前の生地の味は良く、このままでもなかなかおいしかった。ただし、プレーンシフォンの生地と比べると、ココアの影響でかなり粘度が高く、空気が残って焼いたときに空洞にならないかどうかや、きれいに膨らむかどうか心配だった。メレンゲはいつもより泡が均一になるように十分気を付け、丁寧にホイップした。そしてすばやく、しかしキチンと生地とメレンゲを混ぜ合わせ、注意深くシフォン型に流し込んだ。180度に余熱したオーブンに生地を流し込んだシフォン型をいれて、タイマーを37分にセットし、温度を170度に下げた(赤堀レシピの秘密のひとつ)。

オーブンに入れて焼いている間、家中がチョコの甘い匂いが充満した。ひと息ついたので、ボールに残っていたクリーム状の生地をしつこくゴムへらでかき集めて、意地汚く舐めたりして私は悦に浸った。その作業が終了すると、今度はシフォンがふんわりしっとり焼けるか心配になってきた。が、あとは待つよりしょうがない。しばらくするとその心配も忘れて、思い出に耽けっていた・・・・・・。

『オリーブ・モデル出身の「ショコラ」って歌手がいたよなぁ。年初めに靖国通り沿いの雑誌専門古書店に立ち寄ったとき、古い「Olive」がたくさんあったので、つい探してみたっけ・・・・・・。

くっちぶえでーーこいをしっよぉかなぁーー♪♪
(口笛で恋をしようかな)

『これはデビュー曲だったかな?昔、長い間海外旅行したときに持っていったカセットテープの中に、友人が選曲してくれたテープが1本あって、その中にこの曲が入ってたっけ。
そのテープには小沢健二も入ってたなぁ・・・・・・。

あのぉーひとのーゆめぇーをみて、きょうもーべっとのぉーなかー♪♪
(あの人の夢を見て、今日もベットの中)

『旅行中はそんな日々を送っていよ。
意外にも広末涼子の歌が入っていたぞ。なんでだ?

わんっ、つー、わんつーすりーふぉー♪♪
(ONE, TWO, ONE,TWO,THREE,FOUR!)

『そういえば、その友人はなぜか広末ファンだったっけ。
他には、大滝泳一もあったっけな。

こんやっきみはーぼくのものー♪♪
(今夜君は僕のもの)

『しかし、彼の選曲はすごい。こうして思い返してみると、起承転結があるみたい、物語になっているよ。繰り返し聴いていたから、今でもよく憶えているし、いつ頃、旅行していたか、わかる選曲だなぁ・・・・・・他に何が入っていたかなぁ・・・・・・』

ピーーー
オーブンのブザー音が鳴った。

ショコラシフォンは焼き上がり、オーブンから取り出し、シフォン型を逆さにして、よく冷ますため夜までキッチンに放置した。焼きあがった後も家の中はしばらくチョコの甘い匂いがしていた。

夕食後型抜きしてみると、空洞も無くキレイに焼けていた。色もキレイな濃いチョコレート色。しっとりとして口の中で溶けるように仕上がっていた。

母:「かなり大人の味ね」
hyodo:「甘さ足りない?」
母:「生クリームを添えたほうがいいかも」
hyodo:「味が足りない?チョコレートオイルを入れなかったからかな?」
母:「まあ、おいしいよ・・・・・・」
hyodo:「・・・・・・」

確かに何か足りないな、と私も思った。今度、製菓用チョコレートを買ってきてもう一度挑戦しよう。でも、それだけだろうか?

しばらくして、あのテープに「ある光」が入っていたことを思い出した。

※バルコニーの写真は今回が最後です。次回シリーズもお楽しみに!!

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2005年2月4日

ウェイウェイ・ウーのブレス

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先日、吉祥寺のレコ屋のバーゲンで “Wei Wei Wuu: “wei wei wuu plays bacharach”” を手に入れた。二胡奏者のウェイウェイ・ウーがバート・バカラックの曲を演奏するという、とても日本らしい趣向の企画盤である。

10曲中 2曲をウーたン・・・・・・、いやウェイが歌っていたりして、二胡とのバランスもよく、このところ仕事中のBGMによく掛けている。

今、3曲目の「サン・ホセへの道」が終わるのを息を潜めて聴いている。4曲目の「恋よ、さようなら ~対愛説再見」の出だしを聴き逃さないためにである。この曲の始まる直前にウェイのブレスする音がかすかに聴こえるのだ。これがかなり萌エ・・・・・・、いや色っぽい。リピート毎に楽しみにしている。又、中国語歌詞のバカラックは、更にソフトにソフィスティケートされた雰囲気に仕上がっている。

ところで、ウェイのボーカルは世間で言ういわゆる色っぽさを感じるわけではない。ささやくような声でパワーはないけど聴かせる声音、ようするにウィスパー・ヴォイス系である。ウィスパー・ヴォイスの人はブレスもウィスパーなのだ。この種の声は、ピロー・トークを連想させるだけでなく、ロリ・・・・・・、いや かわいらしさも同時に表現するためか、男は魅了され、女は真似したくなる(かどうかは知らない)。

私の好きなウィスパー系の歌手でアストラッド・ジルベルトというボサノバの歌姫がいる。昔、ブルー・ノート東京で彼女のライブを観たことがある。 ’60~70年代の録音をCDやレコードでしか聴いたことがなかったが、ライブでの声は、私が聴いていた昔の録音と同じ若さで、正直驚いた。
無聊仲間の「sachet」さんのところでも「ウィスパー・ヴォイス」という記事の中でブロッサム・ディアリーを取り上げていらっしゃるが、ウィスパー系に年齢は関係ないのだ。

さて、ウェイは二胡奏者なのだが、こちらの音色はとにかくエロ・・・・・・、いや艶っぽい。
8曲目「何かいいことないか仔猫チャン?」などはもう逝きソ・・・・・・、いやいや、そんな曲ではありません。読者の皆様に於かれましては妄想なきようお願い致します。

(どうもブログを始めてから悪い表現ばかり身についてしまったな)

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2005年2月の記事

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