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2009年9月21日

WinSCP を使って xrea に公開鍵暗号方式で接続する

僕はレンタルサーバ(xrea)とのファイル転送に、SFTP通信ができる WinSCP を使用している。この数カ月ほどWinSCPを立ち上げたときにバージョン 4.19が利用できる旨のメッセージが出ていたので、先日なんとなくバージョンアップした。バージョンアップはインストーラで自動的に行ってくれるので、設定ファイルをバックアップしたり、以前のバージョンをアンインストールしたりすることなく行えた。そしてなんとなくWinSCPのヘルプを読んでいると、以前より気になっていた、公開鍵暗号方式つまり公開鍵と秘密鍵による認証について、xreaでもどうやらできることが分かった。以下手順の備忘録。

xreaサーバとのSFTP通信

  1. xreaのコントロールパネルにアクセスして、管理メニュー>ホスト情報登録>SSH登録ボタンを押す。
  2. WinSCPのログイン設定のプロトコルをSFTPを選択、SCP代替システムにチェックを入れる。

ここまでは半年ほど前にFFFTPからWinSCPに乗り換えたときをすぐにできた。次の記述が今回できるようになったこと。大学や研究所のサーバを利用する人にとっては当たり前のことのようである。

まずPuTTYjpの入手とインストール
公開鍵と秘密鍵による認証は、PuTTYというターミナルエミュレータが別途必要となる。日本語を入力・表示するには、hdkさん作成のPuTTYjpという非公式パッチをダウンロードし、WinSPCのプログラム本体が入っているフォルダにあるPuTTYフォルダに展開する。さらに環境設定>アプリケーション>PuTTYのパスに “puttyjp.exe” を参照させる。

ここから先は「XREAでも暗号化SFTPサーバーを利用しよう」を参照した。詳しい手順が掲載されているので、読まれることをおススメする。以下に手順の概要を記す。

xrea に公開鍵暗号方式で接続する

  1. PuTTYgenを立ち上げ、公開鍵・秘密鍵の生成し、パスフレーズを登録し、保存する。
  2. WinSCPからxreaのユーザ・ディレクトリに “.ssh” ディレクトリを作成する。
  3. “.ssh” ディレクトリに “authorized_keys” という名称のファイルを作成し、PuTTYgenで生成した公開鍵(Public key for・・・欄)をコピペする。
  4. Pageantを立ち上げ、”Add Key”ボタンを押し、ppkファイル(先ほどPuTTYgenで生成した公開鍵・秘密鍵ファイル。パスフレーズを求められる)を登録する。ショートカットを作成しておくと便利。
  5. WinSCPログインのセッションのパスワード欄を空欄にし(xrea発行のパスワードは使用しない)、秘密鍵欄にはppkファイルを参照させる。
  6. WinSCPでログインする。

以上で、公開鍵と秘密鍵による認証によるSFTP通信ができるようになりました。

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2008年12月26日

ハードディスククラッシュ顛末記

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12月17日(火)朝、いつものように事務所のPCの電源を入れた・・・・・・起動しない・・・・・セーフモードなら・・・・・・・起動しなくなっていた。

これは復旧までの記録である。

僕のメインPCであったDell Dimension 5150Cには診断ライト(DellのPCにはハードウエアのトラブルを特定しやすくするためのLEDが4個あり、これの点灯パターンで問題がわかる)は点灯していないので、OS、もしくはHDの異常であることがわかる。そこで起動時にF12キーを押して診断プログラムを使用すると、Read Test でエラーがあった。Dellサポートへ電話しオペレータに相談してみると、コンセントを抜いてから起動し直し、同じように診断プログラムを使用して下さいとの指示であった。診断プログラムのメッセージを読み上げると、HDの交換が必要だという。費用は8,000円程度だったので、換装用HDを送ってもらうことにする。

その後、今週初めの締切となっている仕事で図面に関するものは週末まで待っていただくために、家族のノートPCからメール連絡を入れた上で、後ほど電話連絡をする。

バックアップは、1週間前にネットワークドライブにしていたので、被害はここ1週間作業していた特に締め切りのないExcelファイルだけで、この程度で済んで良かったと思うことにしていたが、翌日、他にバックアップ漏れがあることが判明。プロジェクト完了後の写真集やパネルで一部バックアップされていないものがあったのである。建築という仕事において、作品はクライアントへの引き渡しによって建築家の手元には現物の作品は残らない。そこで写真集やパネルといった形で残しておくのである。社会的には重要な書類ではないが、個人的には重要な書類である。生の写真データは残っているし、全てプリント出力もしてあるので、作り直すのはそれほど大変ではないが、もう一度作るとなると1週間はかかってしまうだろう。そこで、できるかどうかはわからないが、壊れたHDからデータを取り出すことを考えることにした。

まず、CDドライブからOSを起動して、壊れたHDの中身が見れるかどうかを試すことにした。ネットでいろいろ調べてみてわかったことは、

  1. CDドライブからWindows XP を起動するのはできるけどかなり面倒なこと。
  2. KNOPPIXというCDやDVDから起動するのが一般的なLinux OSがあること。

そこで、KNOPPIXのisoファイルをダウンロードし、起動用CD-ROMを焼いた。起動してみるとデスクトップ上にHDが認識されていたので、少しホッとしながらもドキドキしながら壊れたHDの中身が見れるかどうかダブルクリックをした。HDの異常を知らせるメッセージは出たが、中身を見ることはできた。

ここで、またネットで調べてみると、「KNOPPIXを使ったサルベージ」という神様みたいなページを発見し、家族のノートPCからWinSPCを使ってKNOPPIXで起動したPCにネットワーク接続し、バックアップされていなかったファイルを救出した。

話はちょっとそれるが、これまで僕が借りているレンタルサーバxreaへのファイル転送はFFFTPを使用していたが、SFTP接続できるWinSPCに乗り換えた。ただし、xrea側にSSH登録をする必要があるので、サーバー設定>ホスト情報登録>SSH登録 をすればSFTP接続ができるようになる。日本語化されており、ファイル名の日本語表示も全く問題ない。

話を戻す。今回のトラブルは、サブPCの不在(この秋に壊れてそのままにしてあった)により仕事の中断を余儀なくされた。サブPCとして家族のノートPCではCADソフトを使うにはパワー不足。そこで、これまでのメインPCであったDell Dimension 5150CをサブPCとし、新しいメインPCとしてドスパラのGalleria JDを購入した。

19日(木)午前、ドスパラより新パソコン到着。午後、Dellより換装用HD到着。

最後に、セットアップ覚書を記す。

ドライバ関係

プリンタ > LBP-1420、PX-5500、MP500、Acrobat
その他 > インテリマウス、LinkStation NAS Navigator、DimageScan4
フォント > Osakaフォント

アプリケーション

市販ソフト > OneCare、Vectorworks、Office 2003 Professional、OneNote 2007
ハード付属ソフト > Photoshop Elements、PENTAX PhotoBrowser & Laboratory
フリーソフト > Firefox、WinSCP、MKEditor、Lhaca

データ

プロジェクトフォルダ > 仕事関係
OneNoteフォルダ > OneNote専用フォルダ
マイ ピクチャ > 写真生データ、写真加工データ
マイ ミュージック > iTuneデータ
環境・設定 > Vectorworks WorkSpaceデータ、MKEditor 環境ファイル、辞書ファイル

今のところドスパラのGalleria JDは大変調子が良いです。

今日の写真
冬の別所沼(さいたま市)。さびしい感じが良いです。寒いですが・・・。



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