2020年1月8日

「浦和の家」内覧会のお知らせ

浦和の家 LDK
※上記画像は、CGです。
この度、クライアントのご厚意により内覧会を行います。
ご多忙と存じますが、お立ち寄りいただければ幸いです。

開催日 :2020年1月18日(土)~19日(日)11:00~16:00
住所  :埼玉県さいたま市浦和区本太1丁目8-4
交通  :JR浦和駅より徒歩10分

規模用途:新築、木造2階建て、専用住宅
敷地面積:141.03㎡
建築面積:52.41㎡
延べ面積:92.15㎡
不動産コンサルティングチーム(敬称略):

  • 青木プロパティ株式会社 (担当:青木)
  • 株式会社アイルステージ (担当:白井)
  • エビサワ調査測量株式会社(担当:海老澤)
  • あじさい司法書士事務所 (担当:青木)

施工  :東成建設株式会社
設計監理:兵藤善紀建築設計事務所(担当:兵藤、高野)

申し込み制になりますので、内覧ご希望の方は、氏名・住所・電話番号をコチラのフォームよりご連絡ください。アクセスはJR浦和駅より徒歩10分です。現地住所、詳しい交通案内のメールを差上げます。

旗竿敷地に計画した3人のご家族のための住宅の建替えです。

この計画は、2017年にはじまりました。敷地が接道していなかったため建替えできず、クライアントは大変お困りでした。近隣敷地を含め詳しく調査しところ、空家になっていた隣地を購入し、やはりクライアントと同じように接道していない隣地の地権者の協力が得られれば接道が可能であることがわかりました。そこで不動産鑑定士・宅地建物取引士・土地家屋調査士・司法書士と一級建築士事務所である弊社からなる不動産コンサルタントチームを組織し、不動産売買・融資・測量・所有権移転に伴う近隣・地権者との交渉・アドバイスなど設計以前の問題をひとつひとつ解決していきました。

2018年に隣地購入と近隣・地権者との話し合いがまとまり接道できることになりました。また接道処理後に購入敷地の一部を売却するフローを作成し融資も受けられることになり建替えの建築計画を進めることが可能になりました。2019年、古家と隣地家屋の解体工事が完了、接道処理後に残った敷地は買手が見つかり速やかに売却、無事着工 8月に上棟しました。そして今年初めに無事完成の運びとなりました。

敷地は旗竿形状で、3階建ての建物に囲まれた住宅密集地のため、日当たりも風通しも悪い状態でした。そこで周囲の建物も含めて 3D-CAD でモデリングし、日照シミュレーションを行いました。その結果、敷地南東側に庭をもつL型プランとし、2階に LDK を配置することで、眺望と通風を確保できることが分かりました。どの部屋からも庭の植栽が眺められるよう窓の位置と大きさを調整し、住宅密集地でも気持ちの良い家が出来上がりました。

本計画は、クライアントとコンサルチーム、私たちが困難な問題に対して本当によく話し合い、解決にむけて様々なアイデアを積み重ね、ようやく完成にたどり着いたプロジェクトで、本当に感慨深いものがあります。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

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2019年4月15日

霧島アートの森でカラヴァンの作品に出合う

Bereshit, Dani Karavan
4月上旬、お施主さんに「霧島アートの森」へ家族共々連れて行って頂きました。森の中を散歩しながら野外作品に触れることができるとても素晴らしい美術施設です。そこで思いがけずダニ・カラヴァンの作品に出合いました。

Bereshit, Dani Karavan
お施主さんの家族と私の家族の計 7人で小道を散策していたのですが、カラヴァンの作品だと気が付く前に、子ども達もお施主さんも妻も「なんだ!このトンネルは~!」みたいな感じで、吸い込まれるように作品へ駆け込んで行くので、私も付いていこうと足を速め作品の中に入ろうとしたとき、分厚いコールテン鋼が目に入りカラヴァンの作品だと気が付きました。

Bereshit, Dani Karavan
この作品は “Bereshit (In The Beginning)” という題名が付けられています。外観は厚いコールテン鋼で作られた廊下のような筒が小道から木々の間を水平に突き抜けています。廊下の先は、湧水町と山並みの美しい景色が広がっており、突き当りにはガラスが嵌っています。ガラスには「初めに、神は天地を創造された」と書かれたテキストがヘブライ語と日本語と英語で刻まれています。

Bereshit, Dani Karavan
“Bereshit (In The Beginning)” は、スペイン・バルセロナ近郊のポルト・ボウにベンヤミンへのオマージュとして制作された作品 “Passages, Homage to Walter Benjamin” と外観が似ています。’40年9月ベンヤミンはナチスに追われ、アメリカへ渡るためにフランスからピレネーを超えてスペインのポルト・ボウへ逃れて来たのですが正規の入出国手続きをしていなかったため、スペインの税関からフランス送還を通告されます。送還されたらゲシュタポにつかまることだろうと絶望した彼は自ら命を絶ったとされています。作品はやはりコールテン鋼で作られた廊下のような筒になっているのですが、崖から海へ落ちるように階段があり、突き当りは海と波しぶきしか見えません。突き当りのガラスは確か斜め下を向いて嵌められており「有名なひとたちの記憶よりも、無名なひとたちの記録に敬意を払う方が難しい。歴史の構築は無名のひとたちの記憶に捧げられる」とドイツ語、カタルニア語、スペイン語、英語で刻まれています。(日本語訳は95年の日本の展覧会のカタログによります)

Bereshit, Dani Karavan
このふたつの作品は見た目は似ていますが、現しているものは「絶望による死」と「始まり」ですからテーマは真逆です。作品を物理的に構成しているものは同じですが、作品を通して見えるものも、重力の感じ方も、中を通る時の光の感じ方も全く逆です。”Passages, ~” は、「暗い階段を落ちるように下ると突き当りは海の中」へ、”Bereshit” は、「上下左右から光が煌めく中を軽やかに進むと開けた世界が目の前に広がり」ます。更に “Passages, ~” は12月の末の晴れてはいたが風のある寒い日に、”Bereshit” は、薄着で十分な初春の晴れた穏やかな日に訪れたことも、対比を大きく感じる原因になっていると思います。

私はポルト・ボウ “Passages, ~”の他、 ’97年にニュルンベルグ、ケルン、デュッセルドルフ、エルサレム、ベエルシェバ、テルアビブでカラヴァンの作品を観ています。2000年前後に国内にいくつかカラヴァンの作品が実現していることは知っていましたが、鹿児島のこの作品はすっかり失念していました。

予備知識なくこのような体験ができることはめったにありません。しかも自分の意思で赴いたのではなく、お施主さんが子どもたちを遊ばせるには良いだろうと思ってたまたま連れてきてくれたのです。
どちらの作品も観る機会に恵まれ、しかもこのように偶然に!本当に貴重で嬉しい体験でした。

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2018年12月23日

ホームページに完成作品を追加しました

鹿児島の家、外観
鹿児島の家、外観

鹿児島の家、リビング
鹿児島の家、リビング

入間オフィス&ガレージ、外観
入間オフィス&ガレージ、外観

入間オフィス&ガレージ、オフィス内
入間オフィス&ガレージ、オフィス内

エスケイ電機、改装後オフィス
エスケイ電機オフィス・リノベーション、改装後オフィス

カフェまどか、外観
カフェまどか、外観

カフェまどか、店内
カフェまどか、店内

無聊写記 管理人 hyodo が代表を務める兵藤善紀建築設計事務所が設計監理をさせていただいた完成作品をホームページに追加いたしました。実に 2年ぶりなので、少しずつ追加していった方が良いと反省しております。おかげさまで、2017~18年の間に 9軒が完成いたしました。順次追加していきたいと思いますので、今後もどうぞよろしくお願い致しします。

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2018年12月22日

メディア掲載のお知らせ > リフォーム産業新聞

リフォーム産業新聞(12月3日付, 13p)
リフォーム産業新聞(12月3日付)に、兵藤が取材を受けました。兵藤善紀建築設計事務所が設計・監理をさせていただいた東松山の家のリノベーションについての記事が掲載されています。掲載ページは 13p です。

WEB版もあります。 > 「兵藤善紀建築設計事務所、施主が取り入れたい「タイル」を活用した空間提案」

お施主様、記者の本庄さん、関係者の方に改めて感謝申し上げます。

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2018年12月21日

メディア掲載のお知らせ > 関口酒造母屋リノベーション

関口酒造母屋リノベーション 掲載ページ
1年半ぶりの投稿の上に、ご報告が遅くなり恐縮ですが、告知させていただきます。

Facebook ではすでに告知させていただいておりますが、10月20日、兵藤善紀建築設計事務所が設計・監理をさせて頂きました関口酒造母屋リノベーションが、「古民家・文化財建造物再生プロジェクト 民間の知恵が再生を可能にした57の事例/アルファブックス」に掲載されました。

改めて関係者の方に感謝申し上げます。

もし書店等で見かけましたらご覧ください。掲載ページは 228~231p です。

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2017年6月28日

「峯のアトリエ」内覧会のお知らせ

峯のアトリエ 立面
この度、昨年より計画を進めてまいりました「峯のアトリエ」が完成します。革製品の企画・生産・販売を手掛ける家族のためのアトリエ兼用住宅です。
※上記画像は、CGです。

クライアントのご好意により内覧会を開きますので、是非お越しください。
ご高覧の上、ご意見を伺えましたら幸いです。

開催日:2017年7月8日(土)~9日(日) 10:00~16:00
住所 :埼玉県川口市
交通 :JR京浜東北線 川口東口より峯八幡宮行バスにてアクセス

主要用途 :住宅
延べ面積 :142.01㎡(42.96坪)
設計監理 :兵藤善紀建築設計事務所
施工   :東成建設

※申し込み制となりますので、内覧をご希望の方は、氏名・住所・連絡先を兵藤事務所までご連絡ください。現地住所、詳しい交通案内をご連絡いたします。
※今回、撮影はご遠慮ください。

hyodo@hyodo-arch.com ・・・・・・こちらよりお申込みをお願いします。
tel:048-483-5999

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2016年12月14日

relife+ に「山手のマンション・リノベーション」が掲載されています

山手のマンション・リノベーション
本日発売の relife+(リライフプラス、扶桑社)vol.23 に、当ブログ管理人 hyodo が主宰する兵藤善紀建築設計事務所が設計・監理を行った「山手のマンション・リノベーション」が掲載されています。掲載ページは 160~163p です。書店にお立ち寄りの際には是非ご覧ください。

取材を快くお引き受け下さいましたお施主様、素晴らしい記事を書いて下さいました編集者、ライター、カメラマンの方々には、本当に有難く、嬉しく思っています。

また兵藤事務所のウェブにもリノベーションのビフォー・アフターの様子を紹介しておりますので、よろしければこちらもご覧ください。
» 兵藤善紀建築設計事務所 「山手のマンション・リノベーション」

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