2008年11月26日

ピラネージ版画展

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11月24日まで、町田市国際版画美術館にて開催。

住宅の展示会の仕事でお会いした建築家の木村さんのブログでピラネージの版画展をやっていることを知り、週末に行ました。ピラネージの作品は、ギリシャ・ローマや新古典主義に関する建築書を読んでいると頻出するので、機会があったら是非観たい!と以前より思っていました。またこの10年でローマには2回行っているので、ピラネージの描くローマの風景には非常に興味がありました。更に今年になって読んだ「磯崎新の建築談義」の中では磯崎さんと五十嵐太郎さんがしょっちゅうピラネージの話をしていますし、塩野七生の「ローマ人の物語」を読んでローマの歴史や文化を少し学べたこともあり、絶対に行かなくては!という久々に熱い思いで美術展に行ってまいりました。

僕は23日(日)という開催最後の週末に行ったのですが、会場は大変すいておりゆっくり観賞できました。こんなにすごい版画家でもこんなことがあるのですね。町田市はもっと宣伝をした方がいいと思います。会場にはエルラッハの「歴史的建築の構想・注解」も置いてあり、こちらも楽しめました。

実際の作品は、最初の作品集「共和制および帝政初期時代のローマの遺跡」は作品はA4の半分くらいの大きさですが、「ローマの景観」ではA2版以上のサイズにもかかわらず大変緻密で微妙なタッチで、パースペクティブによる奥行き感だけでなく、空気の濃淡による遠近まで感じられます。あまりに細かく描かれているので、画面の隅々までついつい見てしまいす。「ローマの古代遺跡」は画面構成が凝っており、ローマ遺跡の外観では点景の人々の様子を見るのも楽しく、遺跡の図解では平面図や断面図、ディテール、さらには施工方法まで記述され、見ていて全く飽きさせません。「古代ローマのカンプス・マルティウスの復元地図」ともなると、これを1枚を見ているだけでしばらく人生過ごせそうな気がしてくるほどでした。

今日の写真
ちょうど展覧会のポスターに使われている「ポポロ広場」と似た写真をローマに行ったときに撮りました。オベリスクが映っていないので、オベリスクを背にして撮ったものと思われまが、このローマの北口から入った人は皆同じような写真を撮るのではないでしょうか?印象深い風景です。

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カテゴリー:アート, 建築 |  コメント (0) |  投稿者:hyodo

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