富士見の家
埼玉県富士見市に計画中の夫婦+子ども2人のための家です。クライアントご夫婦はご実家近くに土地を購入して、住宅の新築を計画されました。
ファサード
掻き落とし左官壁の切妻屋根が乗っています。玄関ドア、バルコニーの手すりはヒノキです。
太い丸柱がダイニングとリビングを仕切る
丸太の柱は、明らかに構造的必要性以上の存在感があります。しかし大黒柱のような家の中心的象徴とは異なる役割を担っているように感じられます。
大きな棚と窓
南壁面には大小様々な開口部があり、それらは気まぐれに穿たれているように見えますが、室内側には幅 9m の均整な大きな棚があり、ソファーやカウンターそしてスタンドグラスを飾る場所などに割り当てられています。
リビングからダイニング、キッチンを見る
大きな棚の一部は、ソファースペースになっています。
対面キッチン
I型システムキッチンを利用した対面キッチンです。天井は梁現しですが、不燃の低天井を設けることによって内装制限の緩和を受けています。
洗面ホール
階段を上がった2階にホールには洗面台があり、洗面ホールを中心に主寝室、子ども室、洗濯・脱衣室、浴室、トイレを配しています。
子ども室
お子さん2人はまだ小さいので、壁で仕切らず下地材で境界がわかるようにして通り抜けられるようにしています。下地材があるので、将来壁を作るとき DIY で石膏ボードや板を簡単に張ることができます。
主寝室
バルコニーに面した大きな窓のある主寝室です。小さな腰窓にはフラッシュ引戸を設け、ヘッドボードにもなっています。
内覧会のお知らせ
この度、昨年より計画を進めてまいりました「富士見の家」が完成します。
大きな棚と太い丸柱のある4人家族のための住宅です。
南壁面には大小様々な開口部があり、それらは気まぐれに穿たれているように見えますが、室内側には幅9mの均整な棚があり、そのグリッドをモジュールとした、ソファーやカウンターそしてスタンドグラスを飾る場所などが割り当てられています。
居間の丸太の柱は、明らかに構造以上の存在を示しながらも大黒柱のような家の中心的象徴とは異なる役割を担っているように感じられます。
これらの特徴は、クライアントが最も重視されたご要望が形になったものです。
クライアントのご好意により内覧会を開きますので、是非お越しください。
ご高覧の上、ご意見を伺えましたら幸いです。
- 開催日
- :2020年11月14日(土) 10:30~16:00
- 住所
- :お申込みを頂いた方にご連絡差し上げます。
- 交通
- :東武東上線 鶴瀬駅東口より徒歩12分
- 主要用途
- :住宅
- 延べ面積
- :81.56㎡(24.67坪)
- 設計監理
- :兵藤善紀建築設計事務所
- 施工
- :東成建設
※申し込み制となりますので、内覧をご希望の方は、氏名・住所・電話を兵藤事務所までご連絡ください。
設計時の CG
埼玉県富士見市に計画中の夫婦+子ども2人のための家です。
クライアントは奥様のご実家近くに土地を購入して住宅の新築をお考えでした。2019年夏に土地の購入が完了し、本格的に設計が開始しました。2020年5月に着工、7月に上棟しました。現在、2020年冬の竣工を目指しています。
LDK
インテリアに木材を沢山使いたいというクライアントの要望で、丸太柱と化粧梁を表しにしています。
2階ホール
2階ホールに家族みんなが使う洗面カウンターを設けました。
主寝室
主寝室から外に出るバルコニーの手摺壁には木を張っています。
外観検討中のイメージCG
外壁の質感や色のバリエーションを検討し、クライアントに決定していただきました。
初期案
車の駐車方法や庭スペースの取り方、個室への動線などを検討して複数の案をご提案しました。