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カフェまどか

埼玉県川口市に計画した自家焙煎珈琲のカフェです。お子さんが独立されリタイアされたご姉妹のクライアントが自宅を改装して、長年の夢だったカフェを始めました。

お店のウェブはコチラ:カフェまどか

このカフェは埼玉県川口市の昔から宅地開発が行われている赤井台の住宅地にあります。住宅街の中に埋没しないようにガルバリウム縦ハゼ張りにし、色は少し派手にワインレッドにしました。

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アプローチ

駐車場だった場所を庭にて、季節を感じさせる木々を植えました。植栽は武相荘の庭を手掛ける北住拓也さんにお願いしました。

テラス

床にタイルを張り、ヒノキの板塀で囲いました。春秋の穏やかな日は、テラス席が設けられています。

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客席からテラスを見る

エントランス建具を木製で全面をガラスにしています。壁・天井を白のペンキでラフに塗装することにより、穏やかに光が回り込みます。床はミモザという木目と色味の変化が楽しめるフローリングです。造作家具・テーブル・椅子は焦げ茶で色を揃えました。テラスにはアオダモという落葉樹が植えてあります。春の芽吹きが楽しめ、夏は日差しを和らげます

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客席からキッチンを見る

キッチン正面を明るいシナ合板の壁にすることにより、客席から見たキッチンの印象を和らげています。キッチンにいらっしゃるのはクライアントのご姉妹です。

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キッチン

キッチンの壁は、ブルーのモザイクタイルを張っています。キッチン左奥に焙煎器があり、専用のレンジフードがあります。

飾り棚

店内にはあちこちに飾り棚があります

左上:エントランス土間のFIXガラスの棚

右上:トイレ手洗い脇の棚

右 :客席のカウンター棚

カフェの様子

店内は靴を脱いでスリッパに履き替えます。靴脱ぎは運用上不安もあったのですが、自宅の一部をカフェにしたこともあり、このようなスタイルになりました。日本の住宅は普通靴を脱ぐので特に問題は無く、「靴を脱いだ方がリラックスできる」という声もあるそうで、日本のカフェはこのスタイルの方が寛げて良いかもしれません。ちなみにコーヒーはサーバーで 2杯いただけます

改装前の様子

廻りは全て一戸建ての専用住宅です。

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改装前の住宅の外観。瓦屋根、モルタル外壁の家です。

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改装前のリビングです。カフェに改装後、客席になり、正面のアルミサッシを木製建具に取り替えました。

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改装前のキッチンです。保健所の検査ではカフェは飲食店に該当します。キッチンは全て作り直し、2階に家族用のキッチンを新たにつくりました。また客用トイレは増築しました。

埼玉県川口市の一級建築士事務所 兵藤善紀建築設計事務所