市谷の家

新宿区の住宅密集地に計画した夫婦のための小さな家です。旗竿変形敷地を欠点を前向きにとらえ、旗竿部分をポーチ庇、パントリー、浴室などに有効利用し、天窓を効果的に設置することにより明るく居心地のよい家になりました。構造はRC造とS造の混構造です。

玄関、靴入れ

玄関は広さと明るさを重視しました。大きな靴入れには飾り棚や傘を収納するスペースもあります。

photo

リビング・ダイニング

2階のリビング・ダイニングです。できるだけ大きな部屋になるように敷地形状に合わせて平面は台形です。密集地で効果的な採光を得るために天窓を設けています。

キッチン、パントリー

L型キッチンには、オーブンと食洗器を組み込んでいます。パントリーはダイニングカウンターにもなる空間です。

階段

吊ロッドを使用した非常に寸法精度の高い鉄骨階段です。閉塞感を和らげるために嵌め殺しガラスで部屋と階段室を仕切っています。頭がぶつからないようにササラのない構造にししています。

主寝室

建物の高さ制限により発生する斜めの壁を天窓にすることにより、閉塞感をやわらげています。

電動ブラインドで光を調整できます。(写真:左)

3階の洗面室、浴室

勾配天井に天窓とブラインドを設けることにより、印象的な光が降り注ぐ洗面室になりました。

埼玉県川口市の一級建築士事務所 兵藤善紀建築設計事務所