マウスの親指ボタンにCtrlキーを割当る

まず多用するメニュー・コマンドはショートカット・キーを使いましょう

「複製(Ctrl+D)」、「移動(Ctrl+M)」だけでなく、下記のメニュー・コマンドも良く使うので、ショートカット・キー登録をすることをおススメします。VW 12.5 の場合、デフォルトのキー設定が、Shift や Alt とのコンビネーションになっていて、とてつもなく使い辛いので、Ctrl+キー の組み合わせに登録し直した方がいいです。作図の負担が少なくなり、効率が全然違います。

  • 「水平反転」、「垂直反転」、「左右90°回転」
  • 「グループ化」、「グループ解除」
  • 「文字設定」「文字サイズ」
  • 「他のクラスを隠す」、「...表示+スナップ」、「...表示+スナップ+編集」
  • 「他のレイヤを隠す」、「...表示+スナップ」、「...表示+スナップ+編集」
  • 「配列複製」、「同位置ペースト」
  • 「前後関係 最前へ」、「前後関係 最後へ」
  • 「オーガナイザ」

以上は最低限登録必要だろうと僕が思うコマンドで、登録し直しをおススメします。人によってその必要性に差があると思いますので、足したり少なくしたりしてみてください。

設定は、ツールメニュー>作業画面>設計 で行います。

 

マウスの親指ボタンにCtrlキーを割当る

まず、前提としてホイール付でボタンが5コ以上ついているマウスを使います。ホイールのクリックが軽く(用紙移動に割り当てられています)、マウスドライバが扱いやすいメーカーのものがいいです。ドライバを立ち上げて、

親指ボタンにCtrl・キーを割り当てましょう。

多少慣れが必要ですが、そうすることで、Ctrl+7 などCtrl・キーと離れた場所にあるキーを押すことが格段に楽になります。その他のアプリケーションのショートカットも楽になります。

僕が使ったことがあるのは、マイクロソフトとロジクールです。どちらも、マウス・キー・カスタマイズがアプリケーション毎にできます。が、マイクロソフトのドライバは、なぜか Vectorworks (環境ver.12.5、XP SP3)が認識されないので、最近ロジクールに乗り換えました。

ただ、ロジクールのドライバの方がマイクロソフトより多少ショボイ(昔より格段に良くはなりましたが)ので、uberOptionsという機能拡張ツールを使うとほぼ完ぺきに思い通りの設定ができるようになります。
設定方法参考サイト:ロジクール マウスの拡張ボタンを活用する

 

ツール・ボタンのショートカットの使いにくさ

ツール・ボタンはフローティング・ウインドウに表示してクリックするだけで使えるので、メニュー・コマンドより使いやすく、ショートカット・キーを割り当てる人は少ないことでしょう。ツール・ボタンのショートカット・キーはダイレクトにアルファベットと数字キーが使えるのですが、なぜか装飾キーにCtrl・キーが使えません。日本語入力が On の状態だと、ショートカット・キーが働かず、イライラするので使わないという人も多いと思います。

 

ツールのショートカット・キーを上手く使う解決策

ツール・ボタンのショートカットには、Alt・キーを割り当てます。これにより、日本語入力が On の状態でも、ショートカット・キーが認識されるようになります。ただし、そのままではキーが押しにくいので、マウスのふたつ目の親指ボタンに Alt キーを割り当てます。これでだいぶ楽になります。