2008年12月の記事

2008年12月28日

メンテナンス中

ちょっといろいろ考えることがあって、商用利用できるMTOS-4.23への入れ替え&アップグレードをしたり、データベースをSQLite3からMySQL4へ移行したりしております。ついでにタグクラウドや検索ボックスも使えるように勉強しています。サイトの表示がおかしな箇所が多々ありますが、できるだけ早く解決しますので、今後もよろしくお願いします。

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2008年12月26日

ハードディスククラッシュ顛末記

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12月17日(火)朝、いつものように事務所のPCの電源を入れた・・・・・・起動しない・・・・・セーフモードなら・・・・・・・起動しなくなっていた。

これは復旧までの記録である。

僕のメインPCであったDell Dimension 5150Cには診断ライト(DellのPCにはハードウエアのトラブルを特定しやすくするためのLEDが4個あり、これの点灯パターンで問題がわかる)は点灯していないので、OS、もしくはHDの異常であることがわかる。そこで起動時にF12キーを押して診断プログラムを使用すると、Read Test でエラーがあった。Dellサポートへ電話しオペレータに相談してみると、コンセントを抜いてから起動し直し、同じように診断プログラムを使用して下さいとの指示であった。診断プログラムのメッセージを読み上げると、HDの交換が必要だという。費用は8,000円程度だったので、換装用HDを送ってもらうことにする。

その後、今週初めの締切となっている仕事で図面に関するものは週末まで待っていただくために、家族のノートPCからメール連絡を入れた上で、後ほど電話連絡をする。

バックアップは、1週間前にネットワークドライブにしていたので、被害はここ1週間作業していた特に締め切りのないExcelファイルだけで、この程度で済んで良かったと思うことにしていたが、翌日、他にバックアップ漏れがあることが判明。プロジェクト完了後の写真集やパネルで一部バックアップされていないものがあったのである。建築という仕事において、作品はクライアントへの引き渡しによって建築家の手元には現物の作品は残らない。そこで写真集やパネルといった形で残しておくのである。社会的には重要な書類ではないが、個人的には重要な書類である。生の写真データは残っているし、全てプリント出力もしてあるので、作り直すのはそれほど大変ではないが、もう一度作るとなると1週間はかかってしまうだろう。そこで、できるかどうかはわからないが、壊れたHDからデータを取り出すことを考えることにした。

まず、CDドライブからOSを起動して、壊れたHDの中身が見れるかどうかを試すことにした。ネットでいろいろ調べてみてわかったことは、

  1. CDドライブからWindows XP を起動するのはできるけどかなり面倒なこと。
  2. KNOPPIXというCDやDVDから起動するのが一般的なLinux OSがあること。

そこで、KNOPPIXのisoファイルをダウンロードし、起動用CD-ROMを焼いた。起動してみるとデスクトップ上にHDが認識されていたので、少しホッとしながらもドキドキしながら壊れたHDの中身が見れるかどうかダブルクリックをした。HDの異常を知らせるメッセージは出たが、中身を見ることはできた。

ここで、またネットで調べてみると、「KNOPPIXを使ったサルベージ」という神様みたいなページを発見し、家族のノートPCからWinSPCを使ってKNOPPIXで起動したPCにネットワーク接続し、バックアップされていなかったファイルを救出した。

話はちょっとそれるが、これまで僕が借りているレンタルサーバxreaへのファイル転送はFFFTPを使用していたが、SFTP接続できるWinSPCに乗り換えた。ただし、xrea側にSSH登録をする必要があるので、サーバー設定>ホスト情報登録>SSH登録 をすればSFTP接続ができるようになる。日本語化されており、ファイル名の日本語表示も全く問題ない。

話を戻す。今回のトラブルは、サブPCの不在(この秋に壊れてそのままにしてあった)により仕事の中断を余儀なくされた。サブPCとして家族のノートPCではCADソフトを使うにはパワー不足。そこで、これまでのメインPCであったDell Dimension 5150CをサブPCとし、新しいメインPCとしてドスパラのGalleria JDを購入した。

19日(木)午前、ドスパラより新パソコン到着。午後、Dellより換装用HD到着。

最後に、セットアップ覚書を記す。

ドライバ関係

プリンタ > LBP-1420、PX-5500、MP500、Acrobat
その他 > インテリマウス、LinkStation NAS Navigator、DimageScan4
フォント > Osakaフォント

アプリケーション

市販ソフト > OneCare、Vectorworks、Office 2003 Professional、OneNote 2007
ハード付属ソフト > Photoshop Elements、PENTAX PhotoBrowser & Laboratory
フリーソフト > Firefox、WinSCP、MKEditor、Lhaca

データ

プロジェクトフォルダ > 仕事関係
OneNoteフォルダ > OneNote専用フォルダ
マイ ピクチャ > 写真生データ、写真加工データ
マイ ミュージック > iTuneデータ
環境・設定 > Vectorworks WorkSpaceデータ、MKEditor 環境ファイル、辞書ファイル

今のところドスパラのGalleria JDは大変調子が良いです。

今日の写真
冬の別所沼(さいたま市)。さびしい感じが良いです。寒いですが・・・。



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2008年12月9日

ヴィルヘルム・ハンマースホイ展

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12月7日まで、国立西洋美術館にて開催。電車の車内吊広告が気になっていたので、観に行きたいと思っていた。

なぜ気になったのかというと、

  1. フレーミングが写真表現のように決まっていること。
  2. 個人的内面が強く表れ、19世紀末の絵画の表現形式と少し異なっていたこと。
  3. 内田善美の「星の時計のLiddell」に出てくる幽霊屋敷のような静かな人の気配が感じられたこと。

わかったこと

  1. 実際の画面はもっと大きく、トリミングをしている。作品によっては、絵の具によるトリミング・ラインが残っている。完成作品は枠から一度はがし、再度張っているため、直線が歪んでいることがある。要するにタブローは、描きこんだ習作の一部であるということである。
  2. 写真を元に絵を起こすことも多い。
  3. 作品の大半は、自宅の「室内」か「室内と妻」を描いたものであるということ。しかも同じ場所を同じ構図で何度も描いた。海外旅行は結構行っていたらしいのだが、旅先ではほとんど描かなかった。
  4. 内装や什器がシンプルなビクトリアン様式であること。3と4が「星の時計のLiddell」っぽい。
  5. 壁や床を描く筆のタッチが微妙である(一流の画家ならあたりまえだが)。繊細だが曖昧な筆使いから材質や光や空間を感じとれる。
  6. 画面の色数が少なく、ほとんどモノクロと言ってもよいのでは?と思う。
  7. 常に空間の抜けを意識して室内を描いていること。
  8. 暗い部分や影となる部分は、絵具をほとんどのせない。カンバス地が見えていることもある。これは実に興味深いことで、人間の眼の特性を生かした暗い部分の圧縮率が高い画像フォーマットJPEGのようであるし、カンバス地が見えるというのは、デジカメで長時間露光した時のノイズのようである。

平日の午前中に観に行ったのですが、展示最終週であったために、美術館は混んでいました。もっと早めに観にいけばよかったです。

今日の写真
ハンマースホイの作品のように、誰もいない静けさの漂う室内写真を探しました。中央アジアのフェルガナ盆地にある街コーカンドのホテルの部屋。4年前に行ったのですが、1泊5$だったと記憶しております。コーカンドは18~19世紀に栄えたイスラム都市で、街路が入り組んでいるので、旧ソ連時代のまっすぐな道路から少し外れると、どこに居るのかわからなくなります。

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2008年12月3日

ひかり電話の「FAXお知らせメール」サービス

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今年8月に事務所を改装したときに、ネット環境をeAccessのADSL 1MbpsからNTTのBフレッツに変更した。僕の事務所はNTT収容局から3km以上離れているので、ADSLでは300Kbpsしか通信速度が出ない。それで一番安い1Mbpsにしていたのだ。BフレッツのようなFTTHは、距離による通信速度低下があまりないようである。ちなみにブロードバンドの計測サイトによると、 38~53Mbpsの通信速度が得られているので、100倍以上速くなった。今さらのようだが、ようやくYou Tube のような動画サイトもストレスなく見ることができるようになった。

Bフレッツを引く時に、ひかり電話も導入したのだが、その案内パンフを見ていたら、「FAXお知らせメール」というサービスがあることに気が付いた。このサービスは留守中の事務所にFAXがあった時に、パソコンやケータイにメールで知らせてくれるものなのだが、FAXの内容をNTTのサーバに代行受信させ、PCからFAXの内容を見ることができる。サーバの容量は 10Mしかないが、A4で125枚程度は溜めることができる。データ形式はマルチTIFF。ダウンロードすれば、Windows XPに付属している「Windows 画像とFAXビューア」やFuji Xeroxの「TIFF Viewer」等で内容を確認し、印刷することができる。

このサービスの素晴らしい点は、

  1. 105円/月なので、5年使っても、105円×60か月=6,300円と低価格。(但し、基本工事費 1,050円 + 交換機工事費 1,050円の初期費用が掛る)
  2. 普通のプリンタで打ち出せるので、FAX電話機専用のインクフィルムを買う必要がない。いつも買い置きを気にしていなくてはならなかったし、100枚程度しか印刷できないのに1000円/本も費用が掛っていたので、手間とコストの両面で助かる。
  3. FAXで受信した書類を無くしてしまっても、サーバにデータを残してあれば、又印刷できる。
  4. 出先でもFAXの内容を確認することができる。

残念な点は、

  1. 送信はできない。(もっともPC内蔵のFAXモデムを使えばいいのだが・・・)
  2. WEBブラウザを立ち上げなければ、FAXの内容を確認することができない。

で結局、次のようにして使っている。

受信 > FAXサーバからダウンロードし、PCからレーザープリンタで印刷。
送信 > 以前から使っている家庭用FAX電話機で送信。

その他、ひかり電話のサービスで気が付いた点として、

利用者向けサービスの問い合わせ先が恐ろしくわかりづらい。申し込みは一応ネットからもできるのだが、BフレッツのHPは新規勧誘ばかりが目立つ。。問合せ先を探すのも一苦労である。またネットで申し込んでもいちいち電話を掛けてくる。サービスの種類が多いので、電話で話しながら契約をするのは適さないような気がする。契約内容をウェブ上から確認する方法がないのも大きな問題だと思う。

又、NTTの人間は、自分たちの提供しているサービスを理解していないようだ。次のようなことがあった。

「マイナンバー」の番号を使用開始する方法をNTTは知らない。NTT(埼玉)に問い合わせると、なんと!「わからない」という回答だった。仕方がないので自分でいろいろ調べてみたら、光ルータ(NTT製)を再起動すれば新しい「マイナンバー」の認識をすることがわかった。これって当然NTTが知らなければいけないだろ?ちなみに使用開始前は確認する必要もないくだらない「確認メール」とやらがIDとPWを別々のメールでやたらと送りつけてきた。そのメールで使用開始のアナウンスをすればいいことだと思うのだが、肝心(あたりまえの)情報はくれないのであった。

「マイナンバー」はFAX用に使うので、「FAXお知らせメール」も同時に申し込みたい、と言ったのに契約者番号まで「FAXお知らせメール」になっていた。しかしなぜかその分の工事費はタダになっていたにも関わらず、毎月の使用料は取られていた。要するにNTTに2重のミスがあった。

上記のことを問合せたところ、FAXは「ダブルチャネル」にしないと変更できないと言われた。ちなみに「ダブルチャネル」は2回線同時使用のサービスなのだが、「マイナンバー」は主に電話機の鳴り分けに使用するサービスなので「ダブルチャネル」を契約する必要は無い。そんなことは利用者向けのパンフの最初の方のページに書いてあるのだが・・・・・・・。大丈夫か?NTT(埼玉)・・・・。

今日の写真
ドアが4つ並んだアパート。プランがどうなっているのか興味深い。文京区白山にて。

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