2009年6月22日

勝利広場

勝利広場
勝利広場は、ソヴィエト・スタイルの素晴らしい都市計画です。ロシアに到着した日、サンクト・ペテルブルグ近郊のプールコヴォ空港からタクシーで中心街のホテルへ向かう途中、この広場を通過したのですが、街に迎えられたような印象が残っています・・・・・・しかしサンクト・ペテルブルグではなくレニングラードに・・・・・・。
写真はモスクワ大通りの軸線上から撮影。オベリスク、彫刻、ビルが等価に扱われています。

勝利広場
左右の高層ビルは市内へのゲート、その先の長い中層集合住宅は市内への大通りを印象付けています。中央の広場は俯瞰すると楕円形で周囲は5車線の道路で囲まれた、欧州都市で良く見られるロータリーになっています。
ソ連解体後の街並みは無残にも広告だらけになっています。この写真のビル妻面前面に大きな広告がありますが、中心街のネフスキー大通りよりはずっとマシです。

勝利広場
この広場は近代の計画(1962年)ですが、機能・安全といった人間工学的なアプローチや民主的手続きを経た計画とはだいぶ異なります。それよりも重要だったことは、レニングラードが前線で戦う兵士と後方を支援する労働者により、侵攻してきたドイツ軍を打ち破った歴史を刻み、戦後共産政体の優位性を象徴することでした。

勝利広場
公開コンペで選ばれた建築家スペランスキーのテーマは「突破」で、広場地下の環状壁の一部(写真手前)が破れています。彫刻はアニクーシン。

勝利広場
車道の合流地点。乗用車やバスの大きさから、この広場の巨大なスケールがわかります。

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カテゴリー:ロシア建築 |  コメント (0) |  投稿者:hyodo

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